伏線の種類を紹介するぜ!
伏線とは一体何か!?
どーも、ゆーべです。
「伏線」という言葉を聞いたことがあると思う。
マンガやアニメ、映画好きな人にはおなじみの言葉だ。
(ちなみに、よく伏線を「張る」というけれど、正しくは「伏線を敷く」らしい)
伏線 ふくせん
小説や戯曲などで、のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前のほうでほのめかしておくこと。また、その事柄。「主人公の行動に伏線を敷く」
goo 国語辞書より引用
〇〇と●●が実は生き別れの兄弟だった! とか
死んだと思った□□が実は生きたていた! とか
後に起こることを前持ってほのめかしておくことをいう。
伏線の回収のうまいマンガとか見たら、「やられた!」って思っちゃいますよねー。
最近読んだマンガで、伏線回収のうまいものっていったら、四月は君の嘘かなー。かおりの最後の手紙からのラスト1ページはまいりましたねー。
映画でいったら、やっぱりsawかなー。
ラスト、ゴードン医師が部屋を出て行ったあと、〇〇が立ち上がるシーンを見た瞬間といったら……。
うぉい! そう来るか―! って頭かかえちゃいましたね。
さてさて、そんな伏線であるが、実はたくさんの種類があるのをご存じだろうか。
今日は、伏線の種類と、それぞれの使い方の例についてご紹介したい。
1、見え見えの伏線
一番敷きやすく、また抜群の効果をもつのがコレ。
ヒロインが「私には生き別れの兄がいるの……。 彼は私と同じペンダントを持っているわ」なんてことを言うのがコレにあたる。
このセリフを見た読者は、ああ多分、後になって、ヒロインの兄が出てくるんだろうなーということが予想できるわけです。
読者にはバレバレな代わりに、伏線回収まで忘れにくいのが特徴です。
回収したときのインパクトはどうしても薄くなりがちなので、物語の根幹にあたる部分に用いられるのが特徴です。
2、伏線だとは分からせても、それが重要だとは思わせないようにする
「家まで送って行ってあげるよ。家はどこ?」
そう聞かれた女の子が、なぜか言葉を濁します。
再度、「送ってあげるよ」と声をかけられますが、女の子は逃げるように走り去って行く。
「嫌われたかな……」と首をかしげる主人公。
もちろん、女の子が自分の家について話したがらないのは、もっと深刻な理由があります。
読者としては「これなんか、大事そうなんだけどなー。でも、こんなのよくあるしなー」と思う程度のちょっとした引っかかりです。
読者には忘れられやすいかわりに、うまく回収されたときのインパクトは、1より大きいです。
3、先にダミーの伏線を敷いておいて、いったんダミーを回収する
これの例にあたるのが、化物語の「まよいマイマイ」でしょうか。
主人公の阿良々木暦は、公園の案内板を見ている女の子、八九寺真宵を発見します。
隣にいる戦場ヶ原ひたぎに「あの女の子が見えるか」ときく暦ですが、ひたぎは「見えないわよ、そんなの」と返します。
このシーンで暦は、ただ単に距離が遠かったから、ひたぎには見えなかったのだと納得します。
ここでは、吸血鬼の力で視力が良くなっている暦だから見えたのだ、と読者も納得してしまいます。
しかし、ひたぎに真宵が見えなかったのには全く別の理由があるのですが、その理由はずっと後になってから分かります。
4、まとめ
このようにマンガ、アニメ、映画、小説にはたくさんの伏線があります。
それらの伏線も、このように種類分けできます。
これからはマンガを読んだりするときには、敷かれている伏線が、これらのうちのどれにあたるのか、考えながら読んでみるのも一興ではないでしょうか。