自分の気持ちを文章にするむずかしさ。
……というものを、最近痛切に感じている。
例えば、何か映画を見る。
面白かった!
さぁブログに感想書こう!
ここまではいい。
しかし、いざキーボードの前に座ると、指が動かない。
いや、指だけじゃあない。
自分の脳ミソがセメント漬けになってしまったかのように働かない。
腕も底なし沼に嵌ってしまったかのごとく動かない。
いつもの小賢しく動く大脳新皮質はどうしてしまったのだろうか。
映画を例に出したけど、マンガでもアニメでも小説でもいい。
自分の心を動かす(イコール感動したもの)について、自分の気持ちを文章にすることは非常に難しいなと思う。
自分が感動したモノ。
それんについて、なぜ感動したのか?
主役の演技が良かったから?
ストーリーが良かった?
設定が良かった?
自分が感動した理由を探して、冷静に分析するということは、非常に難しいなと思ってしまう。
自分が感動した理由は何か?
郷愁?
哀惜?
それら一つ一つに名前を付け、解析していくことは、作品と自分を切り離して冷徹に観察する目が必要なのだろう。
だから、世の評論家の皆さま方はスゴイと心の底から思いまする。