鉄は熱いうちにたたきましょう
ついさっき、こんな記事をアップした。
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僕が「響け! ユーフォニアム」というアニメの感想を書く……という内容になるハズだった。
そう『だった』のだ。
結局、ユーフォの感想は1行も書いていない。1行もだ。
というのも、僕がユーフォを見たのが1ヵ月以上前のことなのだ。
昨日見たのならまだしも、ひと月前の自分の感想なんて、覚えているはずがない。
確かにユーフォは面白かった!
今年、いやここ2、3年見たアニメの中では断トツの面白さだった!
麗奈と香織先輩の再オーディションのシーンは切なかったな……。
その後の優子の号泣ももらい泣きしそうになった。
演奏を外された久美子が「悔しい! 悔しい!」って泣きながら宇治橋を走るシーンは、こっちも熱くなった!
でも、そういった微妙な心の動きが、1ヵ月のうちに消し飛んでしまったのだ。
冷静に醒めた目で作品を見てしまうのだ。
いや、そういったクールな視点を否定するわけじゃないよ。
沈着に作品を見るっていうのは、いちモノ書きとして必要な考え方だ。
しかし、あの最終回。
久美子に『響け! ユーフォニアム』の楽譜を託し、北宇治を去るあすか先輩。
その背中を見つめる久美子。
この美しいラストシーンを見たときの、僕の感動。
今の僕に、そのときの僕の心情を上手く書けるかどうかは疑問だ。
でもなんとかやってみようと思う。
それがいつになるかは分からないけれど。
冷静な分析にもとづく文章は確かに大切だ。
しかし、名作に出会ってすぐに書く、熱い文章というのもまた違った意味で必要なんだろうな。